2018年11月タイ旅行-6

トゥンソン駅(トゥンソン ジャンクション駅)でしばらく止まっていた。上り列車を待っているようであった。ここで遅れが大きくなったはず。売り子が頻繁に来るのは良かったが、何も買わなかったのを後悔。

 

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トランまで行く乗客は半分もいない感じだった。もうがらがらになったので、席を勝手に移動した。隣の中国人の父子もどこかの席へ移動したのか声が聞こえなくなった。下段の僧侶は、かなり早朝にどこかの駅で降りたようだ。トラン行と言っても、途中で下車する乗客は多いようだ。

暇なので、窓からホームにいた老いた野良犬を見ていると、犬特有の嘔吐前の体の動きをし始め、白い液体を吐いた。近くには動き回る若い野良犬もいて、なんだか少々悲しくなる。

トゥンソン駅は、すぐ近くに街もあり、列車も多く停車するらしい。撮り鉄目的なら、トランまで行かず、この駅で一日過ごしてみるのも良い気がする。

 

最初見たとき、栓抜きかと思ったが、テーブルを取り付けるための穴のようだ。

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テーブルはここにしまってある。

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トイレに行く。下が見える。シャワーもある。しかしかなり狭い。シャワーの水がかかっても大丈夫なようにトイレットペーパーにカバーがついている。

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なんと監視用のカメラも設置されている。タイ国鉄での飲酒が全面禁止になった、あの事件があってから設置したのだろうか。

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コンセントも一応あるが、数が少ない。帰りも同じ2等冷房寝台車に乗ったが、私の座席の前席付近にコンセントがあった。代わる代わるいろんな乗客がこのコンセントにスマホを充電しにきた。前の席に座って充電中もスマホをやる人が多く、足を前の席にドーンと乗せて座れなかった。(帰りも下段を予約しており、かつ、上段の客は乗ってこなくてラッキーと思っていたのだが)

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もうそろそろ終点のトランに近くなったので、バックパックを背負って、最前車両まで行ってみることにした。まずは隣の隣の元12系客車へ行ってみた。

ホームとの段差があっても、車いすで乗り降りできるようになっているドア。

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トイレも車いす対応のようだ。しかしこのときわざわざトイレに入って写真を撮らなかった。今、タイ語のネット情報を探してみると、元12系客車の詳細な写真がアップロードされているのを見つけた。このトイレの中が広いことを確認できた。

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前の席との間隔。足元はだいぶ広い。広いが、かなり冷房が効いているので、フリースジャケットとかあった方が良いと思う。今気づいたが、車いすのマークが壁に貼ってある。この席は、通常は座れないのだろうか?

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https://pantip.com/topic/30374730

先ほど書いたタイ語の元12系客車の詳細な記事のリンク。タイ語が読めないが、通常は前の方の席に座らされるようだ。前の席の方が席と席の間隔が(上記の写真より)も狭いように見える。

 

冷房キンキンの元12系の車両から次の非冷房の食堂車へ移動したとたんに、カメラのレンズが曇る。しばらくすると曇りは消えたが、どこかに水分が残っているようで、気になる。いくら防塵防滴仕様のカメラでも、内部に水分が残ったままになると故障やカビの原因になるらしい。暖かいところ⇒寒いところの対策は、タオルにくるむとかあるそうだが、逆の寒いところ⇒暖かいところの対策は、「カメラ用防寒カバーを使う」、「ジップロックにカメラ、レンズと一緒にシリカゲルを一晩中入れておく」があるそうだ。

 

首から下げたカメラで動画を撮りながら、先頭の機関車の方へ客室を歩いていった。

業務員用の車両が機関車の後ろについているようで、そこで引き返して、空いてる席に座った。3等客車のシートの色は、青色より灰色の方が好きだ。以前は私は青色のシートは見たことがなかったが、灰色シートよりも新しいものなのだろうか。

 

 

この後、窓からトラン駅到着までを撮影したのだが、ホームで待っている人でおじさんから指さされて何か言われたのと、顔をそむけるようにした人もいたので、アップロードは控えます。ホームには、看板を持ったツアー会社の人(トランから船に乗って島へ行くツアーがあるそうだ。おそらくそういう写真が貼ってあるようだ)や乗客を迎えに来た人たち、いつもホームに通っているらしいおじいさん(翌日も見かけた)など、結構人がいた。野良犬もいた。

あと、なぜか牽引機関車が、GE製の4539から、ドイツのHENSCHEL,KRUPP製(今これらの会社を知った)の4220に替わっていた。毎日常にどこかで替える運用をしているのか、今回だけ故障か何かで替えたのかは分からない。