「お酒は適量に(ほどほどに)」は、無理があるから、逆に危険な標語だ。気を付けろ!

中島らも氏は、とてもアルコールに強い体だったそうだ。アルコールに対するストッパーがほとんどないから、いくらでも吞めてしまうとのことだった。

アルコールが怖いのは、脳に作用したとき、自制が効きにくくなる(というより、ほぼできなくなると考えた方が良い。「酔っている状態で自制できている」という状態は、酔っている状態が前提で自制している(酔った状態での自制と、シラフのときの自制は、違いがあるはず)状態だから、ちょっと嘘や無理があるぞ・・・)からだ。体の中のアルコールの濃度が高くなるほど、自制も緩くなり、ある時点までは吞めてしまう。そのある時点は人によって違う。私の場合は、寝てしまうということで、それ以上、体にアルコールが入ってこなくなる(ストッパーが働くようだ)わけだが、しかし同時に、通常では寝る場所でないところで寝てしまうから(公道やベンチや階段など)、別の危険(事故や事件に巻き込まれる)が出てくる。

「お酒は適量に」という言葉を見たり聞いたりしたときは、私のような人は、本当に騙されない(洗脳されない)よう注意した方が良い。何が適量だ!分かりもしねぇで!とも思う今日この頃でした。