アルコールは薬物である

アルコールは薬物と認識しないとダメだと思う。あるところを過ぎると意識や記憶がなくなる。20代の頃、急性アルコール中毒で救急車で運ばれたことがある。目が覚めると病院にいた。30代、40代でも、飲みすぎて、目が覚めると、とんでもないところで(公道で)寝ていたりしていた。そんなことを何度もやらかし、そのときは非常に後悔をするのだが、しばらくすると忘れ、すぐに晩酌を始め、休みで時間ができたり、飲み会があると、また深酒をし、同じことを繰り返してしまうのであった。

インターネットで調べてみると、こういう症状は、アルコール中毒ではないが、アルコール依存症であることが分かった。これはもっと注目されてもよいと思う。断酒をするしか解決法はないとのことだ。今も断酒を続けている。人生がつまらなくなったとは思わないが、薬物のアルコールが感じさせる酔いがないことがさみしい気もするが、その酔いはあくまでも薬物であるアルコールが脳に作用して感じさせている似非の幸福感や高揚感である。

記憶がなくなるほど飲んで、翌日起きたときのあの不安感は、その代償であろう。アルコールは薬物だ。これはもっと明確に意識しておかなければ、危険だ。