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自意識過剰

エッセイ

街に出ると、通りに音楽が流れていることがあるし、店に入れば、やっぱり何かの音楽が流れていることが多い。リア充が多くいる街には、それに似合うような音楽が流れているもので、私はそんな音楽が流れている空間を歩くのが苦痛である。リズムの良い音楽だと、歩く歩調と合ってしまいそうになり、誰が見ているわけでもないのに、恥ずかしくなってくるので、あえてリズムに乗らないよう注意して歩くことになる。まったく無駄なエネルギーを使うので、なるべくそういうところには近寄りたくない。

コンビニも、やはり何らかの音楽が流れていることが多い。まあ、大抵は聞き流しているが、過去一回だけ、「おお、これは良い曲だ!」と思い、家に帰ってから調べ、いきものがかりのYELLという曲だと知った。こういうこともたまにあるが、これまで一回しかないというのが、何だか残念だ。

あと、安い飲み屋にたまに行くのだが、その店は小さな音だが演歌を流しており、一人で呑んでいるときは、しみじみ呑むような雰囲気になっていきそうで、そうならないよう意識して酒を飲むようにするので、そうすると、また自意識過剰の余計なエネルギーを使うので、本当は演歌などは流さないでほしいと思う。飲み屋だからイコール演歌なのかもしれないが、演歌よりもAMラジオでも流しておいてもらった方が気楽で良い。あるいはテレビだ。

スーパーもいろんな音楽が流れているもので、その店特有の歌が流れているのは、面白いと思えるが、あまりしつこくエンドレスだとストップ!と言いたくなる。安いことを強調するリズミカルな音楽が何度も何度もしつこく流れていたときがあり、寒気がした。

逆に、音楽が流れていて良いなと思える場合は、飛行機に乗って機内にその航空会社の音楽が静かに流れているとき、タイ料理屋でタイの歌が流れているとき、あとはちょっと思い浮かばない。