エンジンの口真似

バスのエンジン音の口真似を子供の頃にやっていたのを思い出す。

喉を使って、「ガーッ」というようなディーゼルエンジンの音を再現するので、これをやると喉を傷めたものである。耳もキーンとなるので、耳にも良くない。

青年になり、F1エンジンの音を口真似するようになった。主にトイレで大をしているときに、オンボード映像を思い出しながら、口真似するようになってしまった。

F1エンジンは、バスのディーゼルエンジンの音とは比べられないほど大きいので、口真似をするのは、F1エンジンの音階的なところである。

90年くらいのF1エンジンの口真似で、鈴鹿サーキット1周は、やる気を出せば、今でもできるだろう。実際の回転数に近しい回転数になると思うが、さすがに恥ずかしく虚しくなるのでやらないが。

youtubeでF1やラリーのエンジン音の口真似をするネタ映像がある。空き缶を使って音を表現していたりする。笑えるが、同時にやはり寒い…

TRUTH

T-SQUAREの『TRUTH』を車で聞いている。

もう何回も聞いており飽きたと思っていたが、久々に聞くと、良い。

今から、30年ほども前のこと、地上波のフジテレビでF1を放送していたのを思い出す。

そのころF1がブームになってきていた。日本のHONDAが強かった。

フジテレビのF1レース放送のオープニングで、この『TRUTH』が使われていた。

1989年ころのオープングでは、まだ大げさに感動させる臭い感じはなく(=ドライバーが出てこない)、技術的なイメージであった。

コンピュータでデータを一行一行表示させるときに「ピピピピピピ・・・」という音を使ったり、曲線のグラフの線を表示させるときに「ヒュイーン」という音を使ったりしていた。パソコンが普及した現在、わざわざこんなコンピュータ的な音を使って、このような表現はしないだろう。また、サスペンションの動きだけを表現していたりして、技術的なカッコよさがあった。そのバックに『TRUTH』が使われていたのである。

その後も何年もオープニングで『TRUTH』が使われてきたが、映像の方がはだんだんと鼻につくようになってきた気がした。感動させようとしているように見えた。人(ドライバー)を出してきたのである。そこに相変わらず『TRUTH』が流れるのであるが、しかし『TRUTH』はそんな映像にもマッチしているように思えた。

個人的な感想なのかよく分からないが、あの頃のドライバーは、より人間的というかタレント的というか、興味を引き付けるキャラクターが揃っていたように思われる。そういう人間的なところもブームになった要因なのかもしれないと勝手に思っているが。

HONDAが活動をやめ、セナがいなくなり、シューマッハが勝つようになった後、F1は見なくなってしまった。

現在、HONDAがF1で活躍している。結果は気になり確認している。

また地上波で『TRUTH』(89年から90年前半に使っていたバージョンの曲調)を使ってリバイバルしたら、どうなるか。今はチームで勝つ感じな気がするので、89年ころのような技術的なカッコよさで表現してみたらどうか。歴史は繰り返すって言うし。