暴走族の音

12月23日の23時頃、実家の最寄りの駅で電車を待っていたときのことだ。

ブオーンブォン、ブオーンブォン・・・と遠くから暴走族のバイクの音が聞こえた。

30年前、実家でも、この音はよく聞こえていた。

懐かしい。今だに暴走族が走っているのか、クリスマスが近いからか?などと思っていた。

しかし、音が遠おざかっていく感じがなく、機械的にブォーンブォン、ブォーンブォン・・・と続いているのに気付き、向こう側のホームの方を見たら、若い女性がキャリイバックを引きずって歩いていて、洗濯板のような路面の上とキャスターが合わさってできる音だったのである。

最近思ったこと_AIで作曲はどうよ

AIで作曲はできるなと思って検索してみたら、もう実現されているのが分かった。

そりゃそうだろうな。

自分の好きな曲をAIにたくさん聞かせて、自分好みの曲を作ってくれるというのもありですな。

バッハの全曲をAIに聞かせて、バッハの未完の曲『フーガの技法』のあの後のフレーズを最後まで作曲させるということをしている人はいるか?

あの曲は、あの終わり方が良いのですけどね。

メンテナンス商売はなくならないだろう

床屋でもう終わりという直前に、少しだけハサミを首の後ろのところなんかにチョコチョコと入れるときがある。細かい調整というか、神経質で完璧主義な感じがする。これは、私は嫌いではない。

この間、新しいメガネを買った。取りに行くと、新しいメガネをかけてから、やはり最後の細かい調整を(顔にフィットするように)してくれた。これも神経質で完璧主義な感じがする。これも私は嫌いではない。むしろ好ましく思う。

洗車をしに洗車センターに行ったりしたときや、日曜日に自宅で車をぴかぴかに磨いている人を見る。よく車のボディを見ると、細かい傷は結構ある。気になるといえば気になる。自分で修正できるキットがカー用品店で売っている。神経質で完璧主義な人のニーズを満たす商売と言えないか。(私はこのようなキットは買ってまで、修正しようとは思わないが)

歯医者に行く。かぶせものをした後、カチカチ噛んで、フィットするように、微調整してくれる。いくら微調整しても変な感じがするのと、そう何度も微調整してもらうのが気が引けて、「もういいや」となり、そのままでOKにすることが多い。変な感じは、そのうち慣れてしまうのか気にならなくなる。

以上のことは、細かい調整をした後、時間がたてば、自然に対応が必要になる(具合が悪くなる)ものだ。髪が伸びる、メガネが合わない、車がみすぼらしくなった、歯がおかしくなった・・・そうなってから、やっと腰を上げる。時間がたてば、自然に対応が必要になること(もの)は商売になる。当たり前のことを書いただけである。メンテナンスが必要になること(もの)は、商売になる。メンテナンス商売は、絶対になくならないはず。微調整は人間がやる方が良いのか、ロボットがやる方が良いのか、これはお客さんが選べばいいか。